マレーシア航空機は「米タイ軍に撃墜された」―本が発売に

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不明機の乗客の安否を気遣う家族ら

不明機の乗客の安否を気遣う家族ら。北京で行われたキャンドルライトサービスの場で。

ロイター

 マレーシア航空の370便が行方不明となり早2か月あまりが経つ。まだ機体の一部も発見されていないが、書籍『MH370便:その謎(原題:Flight MH370: The Mystery、邦題は未定)』が先ごろ出版された。乗客・乗員239名を乗せたMH370便が、米軍とタイ軍の合同演習中に打ち落とされたと、その本では主張されている。

 英国系米国人のジャーナリスト、ナイジェル・カーソン(Nigel Cawthorne)さんが書いた同書は、不明機に乗りあわせた乗客の家族の怒りを買っている。本の中でカーソンさんは、不明機に乗っていた者の家族らが愛する者たちに何が起こったのかを知ることはないとほぼ断言しているためだ。カーソンさんは同機が航空管制官との通信を絶った直後に撃墜されたという説を支持しており、隠蔽工作の一環として、不明機の捜索隊が意図的に間違った場所に送られたとみている。

 「その軍事演習は、陸上、水中、空中での模擬戦を行うもので、実弾射撃演習も含む予定だった」と同書は明かす。「(軍事演習の)参加者が誤ってMH370便を打ち落としたとしましょう。そのようなことが確かに起こりえます。『もうひとつのロッカビー』を望む人はいないので、関係者はその件について沈黙を守ることが容易に考えられます」とカーソンさんは書いている。なお、ロッカビーとは1988年、スコットランドのロッカビー上空で旅客機が爆破され、乗客243人、乗員16人が死亡した事件のことだ。

 カーソンさんの本ではまた、「ブラックボックス」として知られるフライトデータ・レコーダーの発見に失敗することは「疑わしい」とし、発見された場合にも、本物ではない可能性があるとした。

 一方、行方不明になったマレーシア航空370便をモチーフにした映画も発表された。カンヌ国際映画祭で17日、『消え行く行為(原題:The Vanishing Act、邦題は未定)』と題されたフィルムが発表された。ルペシュ・ポール監督がメガホンを取り、インドと米国で撮影したいという。9月にも発表される見通しだ。

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