ブラジル大統領選、決選投票はシルバ氏支持票の行方が鍵

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ブラジルのルセフ大統領

ブラジルのルセフ大統領

ロイター

 ブラジル大統領選挙は、26日の決選投票に向け、現職で労働者党のルセフ大統領とブラジル社会民主党のネベス上院議員の選挙キャンペーンが6日スタートした。決選投票では、投票率で3位となった社会党シルバ氏の支持者の票の行方が鍵を握ることになりそうだ。

 5日の選挙では、ルセフ氏が41.6%の票を獲得。ネベス氏は選挙戦最終盤で巻き返し、得票率33.6%とシルバ氏を上回り、予想外の2位となった。

 5日の選挙後、ルセフ氏とネベス氏はすぐに、シルバ氏の支持者確保に動き出した。

 ルセフ氏の側近ジルベルト・カルバリョ氏は5日夜、シルバ氏が属する社会党のロベルト・アマラル党首と、推薦を得るため既に協議したと明らかにした。カルバリョ氏は「アマラル党首は、党内で静かに話し合う時間が必要だと述べた」と記者団に語った。

 社会党指導部によると、党は8日に会合を開き、9日には推薦者を出すかどうか決定する。

 ただ、ルセフ氏は先の選挙戦でシルバ氏の敗北要因ともなったネガティブ広告を多数展開したことから、同氏の公式推薦を得るのは難しいとの指摘が多い。

 ルセフ氏にとって、シルバ氏が中立の立場を保ってくれることが最大の望みかもしれない。そうすれば、シルバ氏支持者の中でも比較的左寄りの支持者を確保できる可能性がある。

 一方、ネベス氏のブラジル社会民主党関係者によると、同党もシルバ氏からの公式推薦を望んでおり、シルバ氏の選挙活動チームと6日に協議する。両党の政策は市場寄りという点で共通しており、シルバ氏の選挙活動チームのトップ、ウォルター・フェルドマン氏は元ブラジル社会民主党の党首を務めたというつながりもある。