チャコさんのコラム 「お茶にしようか 第77回」

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フォションのアップルティー

フォションのアップルティー

FAUCHON

 風の冷たさに冬の訪れを感じるこの頃、スーパーなどの店先では赤や黄色のリンゴが並んでいます。

 フォション

 image from FAUCHON

 アップルティーはフレーバーティーの中でも広く親しまれ、多くのファミレスやカラオケのドリンクバーでもティーバッグが置いてあり、また紅茶飲料として自販機やコンビニでは様々なメーカーのものを見かけます。

 そんな数多くのアップルティーの中でひときわ存在感を出しているのがフランス・フォションのアップルティー。

 フランスの高級食品ブランドとして知られているフォションですが、個人的な思い出がそう感じさせているのかもしれません。

 20年以上も前、お歳暮か何かで貰い物のフォション紅茶が家にあり、紅茶を飲む習慣が無かったもののティーバッグだったので試しに飲んでみようかと封を開けた瞬間に爽やかなリンゴの香りがぱっと広がりました。

 「紅茶は淹れ方が難しいし、わからない。」おフランスの紅茶の香りはそんな先入観を消し去るほどの感動と、その後に続く紅茶への深い関心へのきっかけを与えてくれたのでした。

 さて手近なペットボトルのフォション・アップルティーを飲めば、美味しいけれどあの時の感動的な味と香りとは違うような気が。それは単に思い出の中で美化されてしまっただけで、私にとっては紅茶へのいわば初恋だったのかもしれません。

 ・・・と恥を晒したところで、皆さまもアップルティーを飲みながら、秋の名残に甘酸っぱい思い出を探してみてはいかがでしょうか。