Yurika | 2010年7月2日 18時15分 更新
CROSS COOP新宿オープン、「今後は海外展開も視野に」 -未来予想庄子氏
総合インキュベーションサービスを展開する未来予想株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:矢田 峰之、以下未来予想)は、7月1日から新宿地区に最大で250名規模の起業家を収容可能なインキュベーションオフィス「CROSS COOP新宿」をオープンした。東京新宿地区の一等地に1人から起業スペースを確保できることは、新規起業家にとって大きな魅力となるといえる。同社はすでに「CROSS COOP六本木」「CROSS COOP 赤坂」「CROSS COOP 青山」を開設している。新宿拠点のオープンにより「CROSS COOP」4拠点合計600名以上の起業家が安心して成長できるインフラ環境を提供できるようになった。


未来予想では日本で起業家個人のアイデアや情熱を生かすサポート体制を充実させる事業に先駆的に取り組んでいる。同社代表取締役COOの庄子素史氏によると、今後多種多様なベンチャービジネスをインキュベートすることで「起業家同士の化学反応を起こし、良い物が残っていくようにすることで日本を明るくしていきたい」という。
同インキュベーションオフィスを利用するには、事業計画書などを提出し、審査を受ける必要がある。審査においては、起業家の未来の可能性を重視している。通常の事務所の入居に必要とされる財務状況といった観点ではなく、事業目的や事業内容を重視した審査を行っているところが、新たにビジネスを始めようとする起業家にとって魅力的といえる。
庄子氏は、審査の際にポイントとなる点として「1.ひとつのニッチにこだわらず、フィールドを広く持っている方。2.グローバルな視点で立体的に今後2-3年後までのビジネスを考えられている方。3.利益を上げることにためらいがない方 4. とことんやり抜くリスクを負って追求する強い意志ある方」を挙げている。同氏は「社会貢献としてビジネスをされたい方もいらっしゃるが、社会貢献と利益追求はトレードオフとなるものではない。社会貢献はまず利益を上げ、その利益をどう使うかによってなされるものである。利益追求に後ろ向きにならないでほしい」と述べている。
CROSS COOPでは入居する起業家同士が気軽にコミュニケーションできる環境となっている。CROSS COOPに入居する起業家の年齢層は4-5年前では20-30代前半であったのに対し、最近は30代後半-40代にやや年齢層が上昇しているという。同氏は、今後CROSS COOPを利用して成長して巣立った起業家が「母校」のような感じでCROSS COOPを訪れ、新たな起業家を支援できるような相互の循環が生まれる『生態系』のようなものをつくっていければと話している。
CROSS COOPでは、1人-30人規模までそれぞれ使用するスペースを区切って借りる方式となっており、入居する起業家間の敷居は机の間のパーティションしかない(取り外しも可能)。このような解放的な作りとすることで、レンタルオフィスを利用する起業家同士の交流促進が図れるようになっている。また起業家同士の交流を促進する催し物や、無料の経営相談などを取り入れ、熱いアイデアを持つ起業家に常に付随する周辺業務・人脈の発展を全面的に支援している。昨年7月、同社は外部のインキュベーターなどを審査員に招いた学生ビジネスプランコンテストを行ったが、今年8月にはCROSS COOPを利用している起業家たちによる、より柔軟な形でのビジネスアイデアコンテストを開催する方針であるという。
米国のシリコンバレーなどに比べ、日本では国や行政など、新規起業家にとっての参入障壁が多く良いアイデアやビジョンを発揮していくことが難しいと言われている。庄子氏によると、今後はCROSS COOPを海外へ展開することを視野に入れているという。その上で、日本経済活性化のためにも日本人外国人問わず起業家を支援し、グローバルに事業を展開した上で日本に凱旋帰国するようなビジネスモデルに期待しているという。同氏によると、日本発の起業家がビジネスで成功する秘訣として、ひとつの国にこだわらず、たとえば「アジアを一つの国」として見られるようなグローバルな視野が大切であるという。
同社はインキュベーションサービスを通じて起業家が安心して成長できるインフラ環境を拡大させていくことにより、今後さらに多くの次世代ベンチャー企業を輩出させていこうとしている。
CROSS COOP新宿 http://crosscoop.com/office/shinjuku
未来予想株式会社 http://www.miraiz.co.jp/index.html
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