2010年8月21日 14時32分 更新
世界M&A件数、今年度は2008年度レベルに回復か
今年度世界M&A件数は現在のところ、7月がもっとも高い件数を記録し、8月がそれに続いている。グローバルM&A調査会社のディーロジックによると、今年度は7月のM&A件数が月間件数としては最高を記録し、M&A総額は2,408億ドルとなったという。

今年7月までのM&A総額は1兆4,900億ドルとなっており、2009年度1-7月までの1兆3,000億ドルを14%も上回っている。さらに19日にはインテルの総額76億8,000万ドルでのマカフィー買収が発表された。インテルにとっては同社史上最高額の買収案件となった。
ブルームバーグは20日、8月世界M&A総額は2,850億ドルとなり、今年度月間最高額を記録するとの予測を発表した。世界企業各社は今買収合併の最中に置かれているといえる。2008年以来M&A活動は減速を示していたが、企業各社はM&A活動について徐々に楽観的な見方を示すようになってきたとみられる。
ディーロジックの調査によると、2007年度の世界M&A総額は3兆1,600億ドルとなり、M&A活動絶頂期を迎えていた。その後2008年度には2兆1,400億ドルに減少し、2009年度は1兆3,000億ドルにまで縮小した。今年度は大規模なグローバルM&A案件に支えられ、M&A総額は2008年度レベルまで回復することが期待されるという。
今年1月のM&A総額は1,974億ドルと高水準を示した。スイスノバルティスの同国アルコン株式52%を所有する動きや米プロバイダーアメリカ・モビルがメキシコカルソ・グローバル・テレコムを243億ドルで買収するなど活発なM&A活動が見られた。
2月のM&A総額は1,975億ドルとなった。2月にはコカコーラ136億ドルの買収を行うなど大規模案件が生じた。3月のM&A総額は2,365億ドルとなった。メットライフのアメリカン・ライフ・インシュアランスを155億ドルでの買収などが生じた。4月のM&A総額はやや減少して1,833億ドルとなった。その後5月には回復して2,229億ドルとなった。6月は2,108億ドルとなった。米ニューズ・コープが英スカイ・ブロードキャスティンググループを135億ドルで買収するなどの案件が生じた。
ディーロジックによると、7月の世界M&A総額は2,408億ドルとなった。世界各国で活発なM&A活動が生じた。中でも最大規模であったのが香港の実業家、李嘉誠氏が経営するチョンコン・インフラストラクチャー(CKI)<1038.HK>による電力網を運営するEDFの英子会社EDFエナジーの90億ドルでの買収であった。
IBTimes












