2010年9月1日 12時43分 更新
米投資家ジム・ロジャーズ氏に聞く中国経済・人民元、GMの動向 ―IBTimes独占インタビュー
米投資家ジョージ・ソロス氏とともにクォンタム・ファンドを設立した米投資家兼ファイナンシャル・コメンテーターのジム・ロジャーズ氏は居住地をシンガポールと米フロリダ州マイアミに構えている。ロジャーズ氏は最近中国経済事情や先物市場について精通しており、世界中を旅して回っていることで知られている。ロジャーズ氏はIBTimesに、中国経済・人民元政策、そして米GMの盛衰について歴史的視点から説明した。

Q 中国経済事情にお詳しいと思いますが、中国経済の特徴は何でしょうか?今具体的にどのようなことが起こっているのでしょうか?中国に投資する危険性はどこにあると思われますか?
ジム・ロジャーズ氏 1807年のイギリスへ行ったなら、その後100年間あなたもあなたの遺産相続人も非常な富を築いているでしょう。1907年の米国に行ったなら、それも同じくその後100年大きな富を築くことができるでしょう。そのような視点から、2008年のアジアへ行くことで、私の財産は今後100年間増大していくことを意味すると思っています。
1907年に、もしあなたがポーランドか中国に滞在していたなら、そんなに財産を築くことはできなかったでしょう。しかし米国に滞在していたなら、貴方もあなたの子孫も大きな富を築けていたでしょう。
私の意見では、21世紀はアジア、中国の世紀となると考えています。私の意見が正しければ、アジアに居住することで、今後100年の富を築く大きな機会が得られることになるでしょう。もっとも熱い投資機会がアジアに溢れているのですから。
Q. 中国国内総生産(GDP)は米国のGDPをいつ追い越すようになるでしょうか?
ジム・ロジャーズ氏 それについてはわかりません。机上の計算をすることはできるでしょうが、過去の経験則を未来に当てはめる計算は当たらないことが多いです。
世界銀行は2020年までに(中国GDPが米国GDPを)追い越すと予測していますね。しかし世銀にしても既知の事柄から未知の事柄を推定しているだけです。世銀はこれまでも、正確に将来を予測してきたことはありませんでしたから、今回の予測についても確かではないと思っています。
ですから、お答えとしては、「わからない」が正しいでしょう。ただ現状では中国GDPが上昇していて、米国GDPは減少傾向にあることは言えます。
Q インドやその他アジア地域に比べても、中国経済事情にお詳しいと思いますが、どうして中国にこだわられるのでしょうか?
ジム・ロジャーズ氏 中国は伝統的な起業精神や資本主義の精神が強く根付いています(ロジャーズ氏は1949年から1978年の共産主義政策下の中国ではなく、より長い視点、中国数千年の歴史に基づいて言及している)。中国人は歴史上においても非常なる富を築く栄華を極める時を何度か経験してきました。そのような中国人は極わずかにすぎませんでしたが、それでも栄華を極める帝国時代を何度か経験してきています。その一方で悲惨な時代も経験してきました。
イギリスやローマもかつては偉大な帝国でしたが、その時代は一度のみでした。しかし中国は栄華を極める時代と悲惨な時代を繰り返してきました。
1978年までの300年間は中国にとってはあまりふるわない時代であったといえるでしょう。
IBTimes













