2010年9月2日 10時40分 更新

メルクセローノ社長マーク・スミス氏に聞く日本市場の魅力、日本と欧米のビジネスマインドの違い―IBTimes独占インタビュー(2)

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 1.医薬品業界における日本市場の魅力とは何でしょうか?

  〜規制は厳しいがしっかりとした医療保険制度・高まる高齢化と少子化にニーズがある

 日本市場は米国に次ぐ第2の医薬品業界における市場となっています。日本は医療保険制度が整っており、世界各国と比べても安定した医療用医薬品供給市場として魅力的といえるでしょう。

 弊社の日本における重点事業としては、がん治療や不妊治療、内分泌代謝領域の他、将来は中枢神経系領域(神経変性疾患)についても注力していきたいと考えております。まずは患者様の益となるにはどうするべきかを第一に考えて事業を進め、そうすることで結果はおのずとついてくものと信じております。高齢化が進む日本において深刻化するがん治療領域、また、少子化が進むなかで新たな命の誕生をサポートする不妊治療領域におきましては、新たなメディカルニーズが高まってくることは容易に予測がつきます。今後とも、がん治療の領域で日本の患者様の生活をより良いものにし、また不妊領域では排卵誘発の治療などを展開していくことで命を生み出していけるよう尽力していきたいと考えております。この活動がまさにわが社のCIである「Living science, transforming lives」に直結しているのです。

 2. 不妊治療について7月8日に、御社のプレスリリースとして発表された「不妊に対する国際意識調査」では、日本人の不妊に対する認識が他国に比べて低いということも含めて、様々な点で諸外国との間に大きな落差があることが明らかとなりました。日本で不妊治療についての意識を高めるためにどのような働きかけを行っていくことが大事であると思われますか?

 〜社会全体で理解を深めて行くことが必要〜

  今回の結果にはたいへん驚きました。不妊治療について、女性のみならず、社会全体で理解を深めていくことの必要性について改めて認識し、この点について弊社でも可能な限り貢献していくことができればと思っております。不妊治療に関して医療機関に相談する時期について考えることは重要でして、不妊のリスクを高める因子について知るなど役に立つ知識は数多くあります。四十代での妊娠は三十代の時と比較して遥かに難しくなることや、正常な排卵を促す薬剤による治療があること、治療によっては保険適用となるものもあるなど知っておくべき情報を全てここに列挙することはできませんが、報道発表や、ウェブサイトでの連載ニュース、イベントなどを通じて、より多くの皆様に知っていただくべく活動を行ってまいります。

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