独メルクの10-12月期、純利益2.6倍の大幅増益
独医薬品・化学大手メルク(Merck)が18日発表した第4四半期(10-12月期)決算は、純利益が前年同期比2.6倍の33億9千万ユーロ(約5,300億円)だった。バイオテクノロジー大手セローノ(Serono)の買収と後発医薬品(ジェネリック医薬品)部門売却の効果で大幅な増益となった。売上高は前年同期比50%増の18億ユーロ(約2,800億円)だった。
2007年通期では、純利益は前年比3.5倍の35億ユーロ(約5,500億円)、売上高は同58%増の70億ユーロ(約1兆1千億円)だった。第4四半期にジェネリック医薬品部門を米マイラン(Mylan)に49億ユーロ(約7,700億円)で売却したことが貢献した。同社は「メルクはセローノ買収のための負債を基本的に1年内ですべて返済することができた」としている。
カール・ルドウィグ・クレイ最高経営責任者(CEO)は、第4四半期と07年通期の業績は、セローノの買収が正しい決定であったことを明確に表しているとし、「メルクにとって、2007年はセローノの統合、ジェネリック医薬品部門の売却、資本増強という大きな成果が見られる年となり、年末には純負債が非常に低い水準となった」と述べている。
同社によると、2008年の売上高予想は5-9%増で、クレイCEOは「経済環境に不確定さがあるが、メルクは再び堅調な成長を遂げる年になると予想している」と述べた。