中国でもインド=ボリウッドのイメージ浸透
中国人に「インドのイメージは?」と聞いたところ、多くが「ボリウッド」と答えた。仏教やIT産業などと大きく差をつけての結果だ。ハーヴァード大学ビジネススクールのタルン・カーナ教授は、ボリウッドは、インドが世界に向けソフトパワーを発信するための有効な手段であると主張する。
ボリウッドのスケールの大きさは、ハリウッドのそれを凌ぐ。2003年には、1100本のボリウッド映画が上映され、のべ36億人が来場した。ハリウッドでは上映本数600で、来場者数はのべ26億人だった。
「このことは、インド映画産業が国の援助や規制のない企業化精神によって成功していることを証明している」と、カーナ教授は自著で説明している。
「映画以外にソフトパワーを発信する方法は?」という問いに、カーン教授は、インドが世界経済上に再び出現するきっかけとなったソフトウェア業界だと予想する。
また、非公式の調査では、中国の中央と東部6都市において、医者、学者、政治家、運転手、店主など40人にインドと聞いてイメージするもの、と質問をしたところ、8割もの人が映画産業と答えたという。
大きく離されて、2位は仏教、3位はソフトウェアとなった。Kahn教授によると、ラージ・カプール主演の「アワーラー(Awaara)」が中国の人々の心をつかんだようだ。