中国:水運業の成長率低下、造船業の資金調達が困難に
5月6日、中国輸出入銀行頭取の李若谷氏は、「中国国内の造船業は、国際金融市場の変動や、それによる水運業の不振によって、資金調達が苦しくなっている」と述べた。
また福建省華東造船工場社長の林国珍氏は、「国内造船企業の資金調達方法は、ほぼ銀行の貸付に集中している。しかし、銀行側は政府の金融緊縮政策や、水運業成長率の低下への懸念が要因で、船舶業への貸付利率の上昇や、船舶融資審査基準の強化を実施し始めている。それによって、造船企業の新規注文請負に影響が出始めており、造船から修理や船舶改造への業務展開を考えている」と述べた。
しかし一方で、中国船舶工業研究センター船舶市場研究部研究員の包張静氏は、「船舶市場は全体的に見て低迷状態だが、今後は大型船舶の市場需要度は上昇していく見通しだ」と楽観的な見方を示した。
中国輸出入銀行船舶融資部副社長である李莅還氏は、「中国は船舶産業投資ファンドの設立を通して、国内の資金を水運市場へ導く。これによって、中国水運業の実力を向上させていくことが期待できる」との見解を示している。