英Virgin Galactic、宇宙旅行用飛行機公開へ
英ヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソン氏と米航空宇宙デザイナーバート・ルータン氏は23日、宇宙旅行用飛行機「スペースシップ・トゥー(SpaceShip Two)」のモデルを公開した。
この宇宙旅行用飛行機は、乗客を地上100km上空まで引き上げ、宇宙旅行を可能にするもので、年内にもテスト飛行が開始される予定であるという。ブランソン氏は、Spaceship Twoのデザインについて「驚くほど美しい」と絶賛している。
両氏はさらに4つのエンジンを備えたジェット機「ホワイトナイト・トゥー(White Knight Two)のモデルも公開した。この2つの胴体部をもったWhite Knight TwoがSpaceShip Twoを上空へ運び、上空でジェット機とSpaceShip Twoが切り離されるという。
英ヴァージングループ宇宙旅行部門Virgin Galactic社長のWill Whitehorn氏によると、White Knight Twoはすでに全体の70%が製造されている状態で、SpaceShip Twoは60%が製造されているという。同社ではテスト飛行を今夏にも行うことを目標にしているという。
同社の宇宙旅行には世界30カ国以上にまたがる約200人程の資産家から既に搭乗予約がなされているという。飛行代金は一人当たり20万ドル(約2300万円)となっている。
今後SpaceShip Twoは実用開始までに安全面の点検が最優先事項となっている。昨年7月にはSpaceShip Twoの亜酸化窒素タンクが爆発して作業員3名が死亡する事故が生じている。ルータン氏は「まだ破裂の原因は具体的にはわからない」と述べており、この事故がSpaceShip Two製造の遅延をもたらしたことは認めているが、テスト飛行時期の遅延につながるかどうかは明らかにはしていない。